HIKE SDGs
mini theatre
HIKEでは冬の期間にミニシアターを開催します。
今、世界で起こっている食や環境破壊、人権、平和などに関するドキュメンタリー映画を集めて上映します。
小さなスペーですが、あまり観ることができないジャンルの映画をお楽しみください。
SDGsをテーマにしたミニシアターの取組みに協賛して頂ける企業さまを募集中です!お問い合わせください。
2月の公開作品
2月2日 『ザ・トゥルー・コスト 〜ファストファッション 真の代償〜』字幕版
華やかなファッション業界の裏側 知られざる真実とは?
2013年4月に、バングラデシュ・ダッカのラナ・プラザという縫製工場が倒壊(ダッカ近郊ビル崩落事故)し、1,100人以上の死者、負傷者2,500人以上の大惨事となった。
この事故をきっかけに、アンドリュー・モーガン監督が
ファッション業界の裏側に迫った映画が完成させました。
私たちは服を買いすぎで
生産者への支払いが少なすぎる
— CNN
安くすぐ捨てられる服が与える
甚大な影響がショッキングで不安になる
— ELLE
ファッションを取り巻く悲惨な状況には
何度見ても涙が出る
— サフィア・ミニー(ピープル・ツリー代表)
誰もが毎日身につけている洋服だからこそ
私たちはその生産の背景を知る責任がある
— 末吉里花(フリーアナウンサー/エシカル協会代表)
これは衣服に関する物語で、私たちが着る服や衣服をつくる人々、そしてアパ
レル産業が世界に与える影響の物語だ。これは貪欲さと恐怖、そして権力と
貧困の物語でもある。全世界へと広がっている複雑な問題だが、私たちが普段身に着けている服についてのシンプルな物語でもある。
この数十年、服の価格が低下する一方で、人や環境が支払う代償は劇的に上昇してきた。本作は、服を巡る知られざるストーリーに光を当て、「服に対して本当のコストを支払っているのは誰か?」という問題を提起する、ファッション業界の闇に焦点を当てたこれまでになかったドキュメンタリー映画だ。
この映画は、きらびやかなランウェイから鬱々としたスラムまで、世界中で撮影されたもので、ステラ・マッカートニー、リヴィア・ファースなどファッション界でもっとも影響のある人々や、環境活動家として世界的に著名なヴァンダナ・シヴァへのインタビューが含まれている。
またフェアトレードブランド「ピープル・ツリー」代表サフィア・ミニーの活動にも光を当てている。私たちは行き過ぎた物質主義の引き起こした問題に対して、まず身近な衣服から変革を起こせるのかもしれない。
監督:アンドリュー・モーガン プロデューサー:マイケル・ロス
製作総指揮:リヴィア・ファース、ルーシー・シーゲル
出演:サフィア・ミニー、ヴァンダナ・シヴァ、ステラ・マッカートニー、
ティム・キャッサー、リック・リッジウェイ
配給:ユナイテッドピープル 特別協力:ピープル・ツリー 協力:Dr.Franken
2015年/アメリカ/93分/カラー
2月9日 映画『グリーン・ライ〜エコの嘘〜』字幕版
スーパーで見かける「環境に優しい」商品。
買うだけでオランウータン、海、そして熱帯雨林まで救えるというが本当だろうか?
確かに「お買い物は投票」というように一人ひとりの消費行動は企業に影響を与える力がある。でも、本当に正しく消費するだけで世界を救えるのだろうか?ヴェルナー・ブーテ監督は、グリーンウォッシングの専門家カトリン・ハートマンとスーパーを訪れ、カップスープ、ピザやドレッシングなど多くの既製品に「持続可能な」と表示のあるパーム油が使われていることを知る。「持続可能なパーム油なんてない」と主張するカトリンに驚き、実態が知りたくなった監督は世界一周航空券を買い、ハートマンと一緒に旅に出た。
2人がまず向かったのは、パーム油の生産量世界一のインドネシアだ。現地の活動家の案内で、数日前まで熱帯雨林だったがパーム油農園を拡大するため企業により不法に焼き尽くされた土地を訪れると、監督はその痛ましい惨状を見て絶句する。
どうしても普段の買い物と、森林破壊が結びつかない。どうすれば環境破壊をせずに済むのか?買わないことなのか、正しい消費の選択をすることなのか?
2人はブラジル、ドイツ、米国を巡って、様々な業界の実態を調べていく。
そして著名な学者ノーム・チョムスキーなどに解決方法を聞きに行く。持続可能な未来のために、私たち一人ひとりがどう行動するべきか問うドキュメンタリー。
監督が世界一周しながら「エコの嘘」の実態を体当たり取材!「環境に優しい」「サステナブル」耳触りの良い言葉の裏側に隠された残酷な真実に迫るドキュメンタリー。
監督:ヴェルナー・ブーテ
制作:e&a film
配給:ユナイテッドピープル
97分/オーストリア/2018年
2月15日 「ゴースト・フリート」 知られざるシーフード産業の闇 字幕版
あなたの買った魚は奴隷が捕ったものかもしれない。
騙され、拉致され、「海の奴隷」として漁船で働かされる男たち(ゴースト)。
彼らを救うべく一人のタイ人女性が命がけの航海へと漕ぎ出していく──
<奴隷労働5年、7年、12年…今日も東南アジアの海で「海の奴隷」が私たちの食卓に並ぶ魚を捕っている。>
あなたの買っているシーフードやペットフードは「海の奴隷」が捕ったものかもしれない。
信じられないかもしれないが、現代も奴隷が存在し、世界有数の水産大国であるタイには、人身売買業者に騙されるなどして漁船で奴隷労働者として働かされている「海の奴隷」が数万人存在するといわれている。
日本は決して無関係ではない。
日本はタイの水産物輸入で世界第二位で、ツナ缶やエビなどを輸入している。キャットフードの約半分はタイ産だ。
安さの裏側で犠牲になっている人々が存在する。本作は、タイの漁船から離島に逃げた人々を捜索し、救出
すべく命がけの航海に出るタイ人女性、パティマ・タンプチャヤクル(2017年ノーベル平和賞ノミネート)たちの活動を追う。
奴隷労働5年、7年、12年──。
ミャンマー、ラオス、カンボジアなど貧困国から集められ、売り飛ばされた男性たちをパティマたちは救うことが出来るだろうか?
シャノン・サービス、ジェフリー・ウォルドロン監督作品
配給:ユナイテッドピープル
2018年/アメリカ/90分/カラー/16:9
cVulcan Productions, Inc. and Seahorse Productions, LLC.
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